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蓋物作品「すゐれん」

akibablog_180529.jpg蓋物作品「すゐれん」 径5.6cm、高さ4.3cm

散歩で立ち寄った、近くの菖蒲池では、蛙の大合唱。

足元の叢に手を突っ込めば、一匹くらいは掴めそうなくらい、おびただしい
数の声はすれども、いくら目を凝らしても姿は見えず。

まるで指揮者でもいるかのように、一斉に鳴き始め、ピタリと静かになるのを繰り返す。

小さな生き物が放っているとはとても思えない、力強い声が響き渡る。

夏の訪れを感じるひととき。

蓋物作品「家路」

akibablog_180513.jpg蓋物作品「家路」 

部屋の窓から高い木が見えます。

冬、葉を落としていた時には、枝の間に上下に二階建てのように、
鳥の古巣がかかっているのが見えました。
新緑の季節になり、勢いよく繁った葉が、すっかり隠してしまい、
どこにあったのかすらわからなくなってしまいましたが、ここのところ、
その木にカラスが入っていくのを見かけるようになりました。

今年もまた同じ場所に巣を構えたのでしょうか。

いろいろな鳥たちが、小枝をくわえて巣作りの準備をしています。
今年もあちこちから聞こえてくる雛の声が楽しみな季節になりました。

作品は「家路」。
「おかえり」「ただいま」
そんな帰る場所をイメージしました。

akibablog_180513(2).jpg蓋を開けるとこんなふうに雛がいます。