2019/08/02
蓋物作品「太陽王」
蓋物作品「太陽王」 径8.4cm、高さ5.7cm長かった梅雨が明け、ようやく蝉が姿を見せてくれるようになりました。
暑さを際立たせる、うんざりするほど元気な声を、今年は心待ちにしていました。
地面にたくさんあいた小さな黒い穴。
空蝉の背中に残る白い糸。
何処か知らない場所に繋がっているような少し怖い気持ちと、
何かが起こるかもしれないわくわく。
これから始まる冒険に思いを巡らせた日。
ようやくたどり着いた夏の入り口。
殻を破って、眩しい世界に飛び出したいものです。