2019/11/13
個展終了の御挨拶
色づく山の木々夕焼けに染まる山の稜線
まぶしいほどに輝く湖水
湖水に浮かぶオオバンの群れ
愛らしい姿の遊覧船
間欠泉から噴き出す温泉
もくもくとした湯気の上を優雅に舞う鳶
味噌の香り
新蕎麦の香り
きりっとした空気と、軟らかな味の水
酒蔵のある町並み
湖上に映るぼんやりと滲んだ月
往路で車窓から見た、近くに迫る山々や、谷に囲まれた景色に感じた畏れ
帰路で車窓から眺めた、新宿のビル街にふと感じた恐ろしさ
五感をめいっぱい研ぎ澄ますことができた、諏訪の旅
見たこと、聞いたこと、触れたこと、感じたこと、自分の足で確かにそこに立ったこと
自分の中に、かたちに残したい想いが増えてゆく

北澤美術館での個展の会期を、無事に終了しました。
会期中、台風による交通機関への影響があったにも関わらず、多くの方が足を
運んでくださり、作品をご覧いただくことが出来て、とても幸せに思っております。
足を運んでくださったお客様、北澤美術館の皆様、準備等ご協力いただいた
ギャラリー花影抄、作品を快く貸出してくださったコレクター様、家族、友人、支え
応援してくださっているすべての方に、この場を借りて、お礼を申し上げたいと思います。
どうもありがとうございました。
今回、私にとっては、いつになく広いスペースでの個展ということで、時間をかけて
準備をし、作品数を揃え、普段はなかなかできないボリューム感のある展覧会を実現
できたことに、達成感を感じ、とても良い経験をさせていただいたと思っております。
この経験を糧に、また新たな気持ちで、作品づくりに取り組んでまいります。